前に飛ぼうと意識し過ぎると前に飛べない

脳内の意識が邪魔をする感じでしょうか。


リハをしていた時に、ソテが入るのですが、
スタジオが狭いという事があり先生が、
「上に飛ぶように練習しなさい、その飛び方が理解出来れば応用出来るから」
と指示してくれていました。

何度も何度も見本を見せてくれたのですが、
結局出来ないまま終わりました(ーー;)

プリエした時の重心位置がおかしいのが根源かなと思ってます。

トレーナーさんに
「脚力で飛ばない」
「上半身」
ってよく言われるんです。

という話をしていて、
「あー言いたい事はわかる、でもそれをクリアする所までには色々課題が多いな」
「そこは簡単には難しいかも」
というような事を言われました。

で、
「飛ぶ前に腰がひけてる」とも言われるという話しをしていたら、
その所の解説をわかりやすくしてくれました。

「例えば、目の前が断崖絶壁だとして底を見るような感じで顔を突き出して、
ボディが前に行くと思いっきり腰を後ろに引くと思いませんか?」

「それと同じ状態なんです」

「前にという気持ちが強くて、前にいきすぎてしまっているという事です。」
「だから体はそれをとめようとして後ろにひこうとします。」

「それを逆に考えて後ろに落ちそうなイメージを持ってみてください。」
「そうすると、それを体が嫌がって前にいこうとするはずですよ。」

頭の中のイメージ転換ですね。

同じ事を違う角度からみて挑戦する感じです。


多分、子供だったら先生の物真似をするだけで出来てしまうのかなと思うのですが、
脳は基本的に変化する事を嫌うそうなので、
何か納得する理屈とかを与えていかなければならないのが大人なのかもしれません。。。


よくバーの時から「顔を前に突き出しちゃダメ!」って注意を受けるのですが、
上の話から考えてみると、
顔を前に出すという動作をしてしまう事で、
体が後ろにひけやすくなるという事でしょうか。


で、後ろに引く感じのでソテ試してみたのですが
後ろに倒れるイメージから飛ぶというのがなかなか難しいなと感じてます。

後ろに倒れるイメージというのが前に倒れるイメージより怖い感じです。

視界に何か見えてる状態か、後ろに何も見えない状態かの違いでしょうか(~_~;)


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