言葉は難しい

この間仕事の会議で、
言葉の二重使いについて、
熱い議論がかわされてたのを横で聞いてました。

その時は「諸謝金」が始まりでした。
「謝金」の言葉の中に「諸」の意味を含んでいるので、
一般的には「諸」をつけているけれどそれは言葉の2重使いと。

国立T大、K大の文系出身の研究者が多い職場で、
そういう議論になるとその言葉の歴史や概念から始まり、
結論の出ない議論になります。

客観的に聞いてると大変勉強になるし楽しいです。


急いで結論が欲しい時にその言葉の定義論を始められると血圧が相当上がる感じですが、
ただその言葉に対する認識をあわせると大抵結果が良い方向に向かいます。

8時間の仕事の中で議論が1時間続いても残り7時間ありますが、
バレエのレッスンは1時間半ととても短い。


「腕」と言われると肩のあたりから手の先までを意味していると感じますが、
教えられている先生と私の認識ってその瞬間何かずれがあるんだろうなと感じる事も多々あります。


「尺骨」が「橈骨」がとより狭義の言葉で説明をするのはとても大変な事だろうし、
そうすると幅広く纏められる「腕」という言葉が良かったり。

時々コミュニケーションエラーを起こす度に、
その言葉に対する認識が違うんだなぁと感じます。


言葉が伝わらなくていらいらさせてしまっている感じが伝わる事もありますが、
言葉を厳密にとらえて理解しきれなくて諦めてしまう時も多々あります。


言葉は難しいです。


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