ミハイロフスキー劇場バレエ の「海賊」 @東京文化会館


観にいってきました。


私の座っていた1階はほぼ満席。
周りの空気が期待が膨らんで溢れて、という感じでした(^^)

舞台は大海原で海賊船が荒れ狂う海を必死に航海している所から始まります。
紗幕の裏側がどうなっているのかきになります。
これからの舞台への期待度をUPさせる素晴らしい演出。

幕があいてすぐに、
私ロシア人の全幕バレエ見るの初めてだ!
という事に気が付きました。

なんでかというと、
脚の高さがたかーーーいので。
そうだ、これがロシアバレエなのだ。

アラベスク、アチチュード、みんな揃って体操選手並みの肉体美。
ロシア人のバレエはあらぬ所にまで脚があがるという話を聞きますが、
それは選ばれた人だけというイメ―ジを持ってましたが、
そろいもそろってでした。

どのダンサーも顔が小さく手足が長く脚はよくあがる、
と、
なんかみんな同じに見える、粒揃い (o´∀`o)
悪くいうと同じに見えて区別がつかない・・・好きなダンサーを探しにくい(^-^ゞ

コンラッド役がルジマトフでしたが、もうそのオーラとかっこ良さと、
彼が私の海賊の「アリ」のイメージそのもの。

そんなんで頭のなかがしばらく混乱。
見た目から頭の中で変換される誤作動が。。。

アリがコンラッド役でコンラッド役がアリで(@@)??

周辺ではファンの方々の♡♡♡がたくさんとんでました。

アリとコンラッドではアリ役のサラファーノフがルジマトフにオーラ負け。
小間使いにしか見えません。
私の記憶に残るアリは熊川さん、、、なんか全然ちがう。。。

でもKでの熊川さんアリだとアリが強すぎてコンラッドがコンラッドらしく見えないというか・・・。
もしこの2人をかけあわせたらどうなるのかと妄想(^m^)

で、入団したばかりのような新人君が目立つ所にいるなと思って見ていたら(ルジマトフが凄すぎて)、
あ!!(≧∇≦)ゞ チガウゥ!この人凄い、と。
筋肉の柔らかさと身体の緩み方と関節の柔らかさがはんぱない感じです。

立ち脚の足首がくにくにと動くのですが、
踵の骨が球であることが見てとれるような動きです。
脚の裏って平らというイメージですが、
踵はまるかったのだよね、と脚づかいを見て感じました。


1幕のストーリーは展開が早くあっという間の60分でした。
2幕はクラッシックバレエの美しさを堪能する女性達の踊り含め30分、超短かったです。

幕は現代っぽい明るい色調で、
タイルのようにパッチワークのように描かれていた垂れ幕は、
私には黄金色系が多様に用いられクリムトの絵画のように輝いたイメージでした。

その場を支配するようなオーラのルジマトフ、
若くてしなやかな動きをする貴公子のようなアリのサラファーノフ、
正確が悪そうでにくめなさそうな奴隷商人のアレクサンドルオマール、
海賊になりきっているミハイルヴェンシコフ、
コミカルなトルコ総督のアレクセイ・マラーホフ
男性ダンサーが本当に生き生きとしてました。

ギュリナーラ役のソボレワがハーレムで楽しそうに生活していて、
時代や生まれた環境によってはここが幸せなのよね、
と思わされました。
これだけキレイだからこそハーレムで暮らせたのね、みたいな。

ポーズはピタってとまっているように見えるけど、
よくみると細かい揺れが見えます。
ネジがないように見えて壊れそうと思うギリギリの所です。。
身体がかたまっていないからの伸びやかな動きでした。


そういえば、そんな話は全然されないけど、
先生は昔ルジマトフ様と海外で踊られてたそう。
その時代で見たかったなぁ~。


最後になりますが、Oさんありがとう☆彡
楽しかった~(^0^)


★ミハイロフスキー劇場バレエ 「海賊」
2015年1月8日 東京文化会館 大ホール

メドーラ エカテリーナ・ブルチェンコ
コンラッド ファルフ・ルジマトフ
アリ レオニード・サラファーノフ
ギュリナーラ アナスタシア・ソボレワ
ランケデム アレクサンドル・オマール
ビルバンド ミハイル・ヴェンシコフ
セイード・パシャ アレクセイ・マラーホフ
3人の娘 オリガ・セミョーノワ、クリスティーナ・マフヴィラーゼ、ニーナ・オスマノワ
ビルバントの仲間 ロマン・ペトゥホフ、ニコライ・アルジャエフ、アレクセイ・クズネツォフ
オダリスク ワレーリア・ザパスニコワ、sヴぇとらーな・ベドネンコ、アンナ・ナウメンコ

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