カルミナブラーナの初日、湯川さんと長田さん

2014年のカルミナ・ブラーナの初日を観てきました。

★ファスター

『ファスター』は2012年のロンドン五輪の開催を祝して作られたビントレー振付作品だそうです。

ダンサーがステージの上をひたすら走ったり飛んだり、という作品です。

ひたすら走り続けて疲れそうだなと、、、それ以上の感想がでてこない感じです。

足も6番で、ひたすらステージ上を走ったり飛んだり走ったり飛んだり。
誰が誰だかよくわからず、いつ終わるのか、終わらないのか、
音がとまったタイミングで思わず拍手しそうになった事が数度ありました(^-^;

んーー別にステージの上を走り続けなくてももっとなにか違った表現でもと思いつつ観ていた時に登場してきたのが本島さん。
目がステージ上の彼女に引き寄せられてぐいぐいと引き込まれました。

動きの質というか何かが違う。
大勢に埋もれる事なく凄みが伝わってきました。
今まで見た本島さんの中で一番良かった。

女性ダンサーの中でとりわけ脊椎の生理的湾曲(S字カーブ)が一番しっかりしているようにも見えました。
身体全体でオーラを出している感じ。

新国立はどのダンサーを観ても綺麗なんですけど、
この違う感じってなんなのでしょうか。


★カルミナ・ブラーナ

今回はこれを観る為に行きました、というメインです(^^)

カルミナは数年前に見てからの2度目になります。

ラストの部分とかはボレロを観ている時のような高揚感があります。

運命の女神は湯川さん、フォルトゥナは難しい役ですね、当然色気も必要だし他の方だとどうなるのかな。
湯川さんは赤いドレスのより黒の方が力強いエネルギーがあり断然かっこよかったです。

ローストスワンは長田さん。
時々お名前は聞くのですが今回初見です(^^)
ローストスワンってこういう感じだよね、というまさにイメージのまま。
足の動かし方、顏の表情、腕の動かし方、ずっと見ていたいと思わせてくれます。
ラスト以外だと次にこのシーンが好き。


神学生は菅野英男さん、八幡さん、タイロンさんの順。


神学生1は菅野さん。
新国立の男性ダンサーさんは皆上手なのですが、
やっぱりプリンシパルは違うなという感じです。
みせ方がとてもうまい。
同じステップでも、1つ1つがきちんとクリアに見える、同じステップを踏むとすぐにわかる( ´艸`)
こういうダンサー好きだな~と思いながら見ていられました。

神学生2は八幡さん。
踊りが上手い感じで動きが滑らかな感じ。
菅野さんとは踊り方のタイプが違う感じで、
なんかこの人踊り慣れてるな~という感じ。
見ていて、劇団四季のトップダンサーの加藤敬二さんをふと思い出したのですが、そういう感じです。

最後は、タイロンさん。
湯川さんの持つ強さのエネルギーとちょうどいいバランス。
でも最初の方のの肩周りの硬さが微妙に気になって、、、気分が入りこめず。
新国は皆さんがお上手なので男性ゲストいなくてもよさそうです(;-ω-)ゞ



そして大すきなラストを観て、
やっぱり次も観に行こうと思って終わりました( ´艸`)


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