パドカトルの中の1人、「チェリート」

パドカトルは当時人気があったスターを集めたスター饗宴のバレエ作品でそれ自体にストーリーはありません。

なので、一人ひとりが光り輝いてる🎇私を見てという踊りです。

踊りの順番は「グラーン、グリジ、チェリート、タリオーニ」

今回の発表会でチェリートを踊る事になりました。

チェリート」とは役の名前ではなく人の名前です。

Fanny Cerritoファニーチェリートと言い、パドカトルのロマンティック・バレエ期を代表するバレリーナの1人で、1817年にイタリアに生まれて92歳で亡くなっています。

パドカトルは1845年初演、チェリートは28歳の時にパドカトルを踊っています。

チェリートが踊って人気があったのは「パドカトル」と「オンディーヌ」だそうです。

スター達が踊る順を巡ってもめたので最終的には年齢順としたそうですが、
初演時のタリオーニは41歳でした。

一番最初に踊るあのひたすら飛び続ける体力勝負のヴァリエーションのグラン、
2番目のあの後半にくるくる回る大変そうなヴァリエーションのカルロッタ・グリジは、
1819年生の26歳でした。


タリオーニが最後というのは自然な流れがあって、
チェリートとグリジがどちらが先に踊るかという事でごちゃごちゃもめたそうです。

グランは出演を拒否したファニーエルスラーの代わりにとして抜擢されたのでもめごとには加わらなかったようです。


これは、1936年イタリア生まれのカルラ・フラッチが踊るチェリートの映像。
チェリートが約20歳ほど年上、直接指導を受けたかもしれませんね。



その当時のスターを演じる、
あなたがパドカトルを踊るならどんなスターになりたいですか?


発表会のリハーサルの中で、

スターの踊りなんだから、そういう顔して踊って

その役には伏し目がちとか流し目とかないからね

と言われました。


先生が休憩に出た時に試してみました。
(´∀`*)(*´∀`)(´∀`*)(*・∀-)☆ (*・∀-)☆
スター気取り作り笑顔たっぷり踊り。


鏡に映った間抜けな姿を見て途中から気持ち悪くて吐きそうになりました。
(;゚;艸;゚;)(;゚;艸;゚;)


私の表面意識が思いっきり拒否してました。笑


自然に楽しくゆるっと(σ´∀`)やってる時の方が全然ましな感じがしています。


パドカトルをこれから踊る、パドカトルの踊りをもっと見たい方にみてもらいたいDVDもあります。
いつも聞く指導とは違う注意を聞けるのでこれを見て参考に練習もしました。

バレエ DVD ヴァリエーション・レッスン5「パ・ド・カトル」「バヤデルカ」ガムザッティ ほか



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