アレグロが描きだす軌跡もまた美しい

 アレグロってカニのように左右に移動するか、ひたすら前に突進する感じになります😩

大御所先生のクラスを受けていた時の事なのですが、
「日本のスタジオは横長だからかみなさんカニのように横方向にアレグロしますけど、
海外は正方形でそうは動きませんよ」と。

アレグロで動く時にそこについてどのように意識されていますか？

私の好きな先生のアレグロのお手本は、
前に後ろに変化をつけながら、
動きの中で波紋のようにゆるやかに滑らかに螺旋が見える軌跡を描いていきます。

先生のアレグロって美しくて好き💕と、
以前からずっと思っていたのですがたぶんこのせいだと思うんです。


形にこだわらず動きの軌跡だけを真似してたら、
なんかこうふわふわっとした気分になってて、
先生が、
「そう、そう、それ、それ、いつもそのぐらい力抜いて」
と、ポンポンと肩をたたいてくれました。


次の舞台について思案中の先生が、
音楽をかけて様々なバリエーションを次々と踊られてました。

ため息が出て力が抜けます。

オーロラ、パキータ、ライモンダ、バヤデール、キトリ、etc、美しく完璧な踊りを次から次へと。


それを見ながらショパンのワルツ集を譜面台に広げて、
前から順に弾いていた子供時代を思い出しました。

何十回と弾いて練習してた時は何も考えなくても無意識に指が動いていたなあと。

バレエって何年やっても全然そんな感じにはならず💧



「頑張らない、頑張りすぎない」という事を頭におきながらレッスン。
動き始めですぐ「力！」って、どれだけ力んでるのか、
脱力本と難しいです💧


自分であーでもないこーでもないと考えるとおかしくなるので、
頭を使わずただコピーして真似しようとそこだけに集中💪

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最近は、すっかり埃をかぶっているキーボード。
久しぶりに弾いたら鍵盤からカシャカシャと音がするような。
劣化しちゃったかな。