チャコットのスタジオパフォーマンス 2014

前回観て良かったチャコットの公演を見に行ってきました。

今回は前回とは異なりスタジオ内パフォーマンス。
窓側がステージ、手前のスタジオの三分の二が客席で、
今回は前から2列目に着席(^.^)


受付からスタジオの真ん中にダンサーが出てくる通路が作られており、
更衣室がダンサーさんの楽屋になっています。

前回の公演が良かったので、
今回はさらにパワーアップしているだろうと期待してましたが、
約１時間の間に盛りだくさん、想像していた通り素敵な公演でした。

今回はNaheelさんというコメディアン系のダンサーが加わりました。
そんな事もあり、最後はチャップリンとホモ執事がくっついて終わる、
というコメディ寄りな演出でした。


まずオープニングは全員。
設定は劇団チャコットの中でのダンサー達の椅子の奪いあい。

劇団トップダンサー真理子さんの足が頭上まですっと上がり、
新人ダンサーたちをパンとよける感じのキリリとした姿がかっこよく、
くーーっカッコいい！となるんですね。

スタジオ真ん中の通路も使いながら、
魅せていくように作られています。
こういうのはバレエ公演では見ない演出。
ダンサーが近くてドキドキします。

舞台装置は天井から下がった様々な柄の布なのですが、
私の前に縦にひらひらとゆらめいていてダンサーが見えなくて、
邪魔ーーーー（;´Д⊂）
って思ってたら中盤ぐらいにそれをとっていく演出があってちょとほっとしました。

チャコットでジャズを担当されている先生方もよく、
今回素敵っと思ったのが小寺先生。
しなやかさとちょっと冷たいクールな雰囲気ででも体がよくのびてて気持ちよさそう。

そして、前回同様に素晴らしいチャップリンさん。
このキッキィさんのチャップリンはいつまでも見ていたくなるほど面白く、
そこに新しいNaHeekさんという超気持ち悪い（演技上です）ホモ執事が加わり、
２人のやりとりがナイス過ぎ。
電動ドリルを使いながらキスしたいけど出来ないキスしたいけど出来ない、
というやりとりツボにはまりました。

そして、やっぱりマイメインの宮内さん。

先日の舞台同様にまたまた素晴らしい踊りでした(///∇//)

今回は最初から最後までずっとポアントを履かれていて（≧∇≦）、
今回もきっとバレエのお稽古はなしの舞台なんだろうなぁぁと思いつつ、
美しいポアントワークと細やかな音どりにうっとり。
フェッテアラベスクもアチチュードターンもアラセゴンもラインが綺麗。
足首も強い。

他のダンサーの方と同じぐらいの身長か、
それより小さいぐらいなのですが、
動きだすと誰よりも大きく1.5倍大きく見えました。

身体の使い方でしょうか、長く大きく使うし、
よく動くので舞台がせまそうに見えます。


最後のアフタートークの時に今回は色々なジャンルのダンサーを集めて、
と演出家さんのKETZさんがおっしゃられてましたが、
バレリーナ、ジャズダンサー、コンテ、パントマイムみたいに、
見ていて色々なダンスのそれぞれの良さがバラバラにならず纏まりを持って楽しめる大変楽しい演出でした。

幅広いジャンルの実力ある講師を抱えるチャコットだからこそ実現出来る事かな。

今後、社交ダンサーやヒップホップダンサーなども加えて、
様々なミックスダンス公演プログラムで公演がなされたら楽しいだろうな、
と感じました。
また頑張って演出考えてください、KETZさん♪


で、最後までみて、
バレエダンサーの身体の使い方は凄いなぁと改めて実感。
出演された方々もリハで見とれてしまって、真理子さんは別料金ですから帰りにお金(笑)！
と話されてましたが、まさにそんな感じ。

頭の上から足先まで神経がいきわたり、
全身を長く大きく使うので、踊り方が違うといえば違うのですが、
体への神経の届き方が微細だなぁと。

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