ストラビンスキーの変拍子


先日「春の祭典」初演から100年という事で、題名のない音楽会で特集が組まれていました。

この間「奇跡の響演」で東京バレエ団がベジャール版の春の祭典やってましたよね。


「春の祭典」といえば先日のパリ旅行中に、
ニジンスキー版、ピナバウシュ版、もしかするとベジャールも公演していたのでベジャール版と
一挙に3つの春の祭典を見られる機会があったのですが、
きっと100年の計画的な公演だったのだなと思いました。

そしてその重要さに気が付かなかったので興味わかないとスルーしました。
アホゥです┐('д')┌

春の祭典といえば1913年の初演時に物議をかもし賛否両論、内股内足のバレエ秩序破壊で有名、
だと思っていましたが、音楽自体も不協和音と変拍子で音楽会の秩序も破壊していたと、
この間のその特集番組を見ていて初めて知りました。

音楽の基本の拍は、
3拍子、4拍子、8分の6拍子が殆どです。

「春の祭典」は11拍子、13拍子などと分解不可能な拍子、リズムを多用しました。

それまでの変拍子は、
5拍子なら3拍子+2拍子、7拍子なら3拍子+4拍子とわけられ組み合わせで考えたそうです。

11拍子となると、上手く割り切れないから、
1、2、3、4、5、6、7・・・11、
と指を数えるんだそうです。

それでいながら緻密に計算されて理論的に書かれているので破綻する事はなく全体で纏まっているそうです。

頭のなかどうなってるんでしょうね。


踊りの中に3拍子と4拍子入ってるだけで嫌な気分です。

最近シャッセが3拍子になってない、それじゃ2拍子!!とよく怒られるので、
3拍子と4拍子なんて組み合わさっテルの想像するだけで嫌(-"-)


出だしのファゴットが、超高音の指定なので奏者がいかに苦労するかということが話題になってました。
そこがはちゃめちゃになると収集がつかないそうです。
でもストラビンスキーは「鳴らない音を必死に出そうとしている感じ」が欲しかったそうです。



特集番組の中で紹介されていたのはピナバウシュ版の春の祭典。

凄かったです!!
躍動感とかエネルギーとか、音が放つ原始的な魅力がダンスで表現されていて、
直ぐに魅了されてしまいました。
やっぱり見てくれば良かった・・・ ( 。-ω-)

DVD発売されてました、欲しい物候補に追加です!(^^)!
楽天:【送料無料】Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち コレクターズ・エディション
Anazon:
新品価格
¥5,341から
(2013/6/20 12:57時点)



最近音楽を表現するという事に興味があります。
この間先生達とご飯を食べにいっていて、音楽の話になり、
踊りは綺麗なだけだとふーんで終わって記憶に残らない、
やっぱり音楽がいかに表現されるかが大切だという話になりました。

そういえば私の大好きなオブラスツォーワを初めてみて魅了された時もその音楽性でした。

レッスンを受けているとボディの使い方へのプライオリティーが高い先生、
音楽の使い方へのプライオリティーが高い先生、
美しさに対するプライオリティーが高い先生、
色々いらっしゃると思いますが、
最近は音楽好きな先生のレッスンが多いので音楽を楽しむようにしてます(*^^)v

以前は身体の使い方をねちねち言われるクラスが好きでしたが、
最近は音楽の使い方をねちねち言われるクラスのがより好きです(*^^)v

年とってくると身体重たいし、いつバレエやめようかなと時々頭をよぎるのですが、
音楽に方向を変えていけばまだ楽しめるような気がします。

そういえば先日受けたクラスで先生が最近買ったCDが失敗とぶーぶー言って使ってました。

私は時折メロドラマっぽいメロディーに酔える感じとか結構好きなのですが。

これから若い美少年とかけおち♪、みたいな妄想したりとか楽しいです(#^.^#)

サイト内の人気投稿