パッセの種類とバランシンのパッセの位置

今日の読書は、
バレエ入門―バレリーナの手紙


バレエの基礎は何のためにあるのか、様々なエピソードをまじえながら、
足の基本ポジション、エポール万、プリエ、バットマン、ロンドゥジャンプ、ジュテ、パドシャ、アンボアテ、ソテ、タンルベ、シソンヌ、パドゥバスク、コントゥルタン、ピケ、ブリゼ、アントルシャ、ピルエット、などがコマ送りの写真と共に紹介されています。
パドゥシュバルやフリックフラックアントゥールナンなど、
たまにレッスンで出て?が出るものを改めてみなおせました。

文体は姉が妹に語りかける様に書かれていて、
よくいえば難しくなりすぎずにわかりやすいのですが、
削って凝縮されたものの方がさくさく読めて効率的かな~という感じです。
(「エミ元気?お姉ちゃんは元気モリモリ」とか(*´ェ`*))

本の写真(白黒)のモデルさんの動きがとても綺麗なのですが、
この美しい方はどなただろうかと思ったら、
谷桃子バレエ団の元プリマ、尾本安代さんでした。
動作途中の背中のカーブやタンデュやデガジェの足のラインがとても綺麗です。


パッセはパッセだとずっと思っていたのですが、
RACCOURCI(ラクールシ)という名もあるのだそうです。
フランスではよく使われているそうなのですが、
初めて聞いたので、今度フランス人の先生のレッスンを受ける機会があれば、
注意して聞いてみようと思います。

そのラクールシ(パッセ)は3種類あり、
膝の前につけたものを、ラクールシ・ドゥバン
膝の後ろにつけたものを、ラクールシ・デリエール
膝の真横につけたものを、ラクールシ(・ドゥ・コテ)
というそうです。

昔レッスンで、「コテ」「コテ」「コテ」
と聞いて、「コテ」って、なんじゃらほい?
って思ったのですが、
「わきに」という意味なのだそうです。



そのパッセの説明(13ページ)のところで、
アメリカでバランシン先生のおけいこを見学した時、
先生は右爪先が左足のすねよりも少し先に通りこした形にする様に、
ダンサーの足を直していらしたけれど、
日本人は足が短いし、すねが短いから、その形は無理のようね。
と書かれてあり、
ターンアウトしかり、パッセだって、欧米人のそれと同じにというわけにはいかないんだなと思いました。


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