男性のピルエットを真横から見ていて気がついた事

先日のレッスンのピルエットの中で、
「全然、床蹴れてないよ」と言われました。


そういえば、以前はよく「床蹴って!」といわれていたのですが、
久しく聞いておらず、すっかりその注意が抜けていました(´_`;)

以前から床を蹴るは感覚としてよくわからないので苦手意識がありました。
多分、蹴る為に必要な筋力が育っていない為だった気がします。

そして、最近、白鳥の舞台を観に行って色々な人の足先をみつつ、
土踏まずから先を滑らかに動かす筋力って実は凄く重要で、
そこから先がどれだけしなやかに強く使えるかで、
ポアントワークがかなり変わってくるんじゃないかと考えていたばかりでした。

なので、その注意が妙にドツボにはまったわけなのですが、
「床を全然蹴ってないよ」と言われて、
4番ポジションをとりなおしてもう一度回ろうとしたら、
「いや、その幅だと床を十分に蹴れないよ」
と言われ、はっとしました。

「その4番じゃ使えない!」って以前にしょっちゅう怒られていたのが、氷解。
台風が去った様な気分を味わいました。


そのサークル先生のピルエットのお手本を真横から見ていて、
4番ポジションから周り始めるそのプレパレーションでほんの一瞬、
わずかに蹴る足に向かって体重が移動するのが見えました。

その瞬間を真横から見ていたのでよくみえました。
多分、前や後ろからみていたらわからなかったと思います。

それを見ていて、ああ、軸足に体重をのせる事ばかり考えていて、
蹴る方の足はないものの様に扱い、ただプリエさえ踏めばいいんだばかり考えていた事に気がつきました(*´ェ`*)

この蹴るは勢いをつける為にというより、
素早く軸を一番高い位置へ移動させる為に蹴っている様に思います。
その証拠に先生はそのままふわりと回転しましたので。

以前に「ずるずるあがるんじゃなくて蹴って早く上がる」と聞いた記憶があるのですが、
まさにそんな感じなのでしょか。



そう考えながら、重心を動かしてかなり久しぶりにアンデダンピルエットが2回回れたので、
この感覚で色々トライしていこうかな~と思っています。
(足先の筋力は足先でプチプチを踏みながら少しづつ養っています)

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