8/15 オールニッポンバレエガラ @ メルパルク

世界バレエフェスを観ずに終わったので オールニッポン バレエ ガラ を観に行ってきました。

2012年8月15日 東京メルパルクホール 17:30開場、18時開演
座席: SS席、1階12列 10,000円

開演15分前に現地に到着すると外が凄い人だかりで、どうやらやっと開場された模様。
本番は結局20分遅れぐらいでスタート、全て終わったのが9時半過ぎでした。


★1「ダイアナとアクティオン」グラン パドドゥ
 西田佑子 八幡顕光

西田さん、ステージに出てきた時から凄くキラキラしていて可愛い!とアンテナたちました。
西田先生が好きという声をよく聞きますが、ファンが多いのも納得です。
踊りも綺麗だし、何より楽しそうだし、ひずみがない感じの踊り方とかもう凄く良かったです。
八幡さんもよく飛ぶな~と思っていたら、新国のプリンシパルの方なんですね、なるほど。
最初の作品はこれで正解だと思いました、テンション凄くあげてもらえたので( ´_ゝ`)


★2 「シャコタン・ブルー」(新作)
 青木尚哉 柳本雅寛
 
ステージの幕が少し開いた状態で最初は足だけで見せる踊り。
パンツをはき忘れて出てきたというオチから青木さんのコミカルな動きから始まり途中で柳本さんが入ってきて二人でからんで踊るのですが、
迫力とか二人の呼吸がぴたっとあっていて楽しい作品でした。
特に柳本さんが大きな身体を自在に操るその自由さに圧倒され、後半は柳本さんに釘づけ。


★3「ラ・シルフィード」より パドドゥ
 永橋あゆみ 荒井英之

永橋さんはふわっとしていて綺麗だったし、荒井さんも雰囲気が出ていたけど、
イマイチワクワク感にかける踊りでした。
永橋さんは数年前に見たパキータの方が好きだったかなぁ。


★4「ON THE STREET」 振付:港ゆりか
 西島千博
 
この間見た大澄賢也さんを思い出し、それをもっとノーブルにした感じと思いました。
クラッシックのベースの上で踊っているのでどのパも見ていて綺麗でとても気持ちが良いです。
ミュージカルを観に行った時にダンサーを見て感じる欲求不満を解消させてくれるような気持ちよさ。
ただ、アクの強さなどはなくあくまで正統派な感じなので賛否両論あるかもしれませんが。
それと、直ぐ近くに奥様が座ってました、声が素敵なので直ぐにわかりました、どうせなら二人で同じ役をこなして欲しかったなぁと思います(^^


★5 ブラックバードより 振付:イリ・キリアン
 中村恩恵
 
今回のオールニッポンをとろうと思った一番の理由が、中村さんが踊るキリアンの作品を観たかったからです。
数年前に見て目が釘付けになって以来、日本人ダンサーの中で一番好きかもと思っている中村さんです。
指先から足の先まで、とにかく目を離す事の出来ない踊りをします。
足の指先が床に触れる所の繊細さからもう他のダンサーとの違いを感じてしまいます。
今日は音楽と共に筋肉が呼吸しているのまで見えてしまってさらに感動、他のダンサーとの違いはその違いかと思ってみたり。
途中で一瞬だけ足首がねじれぐらりとしてひやりとしましたが、他のダンサーはそのぐらっとが何度もありますので(特にジャンプの後の着地とか)、やっぱり中村さんは凄いです。


★6「ロミオとジュリエット」より バルコニーのパドドゥ
 橘るみ 黄凱
 
振りがーーーー (-_-;)
ロミオの黄凱さんが不格好にゴロゴロ転がったのを見て、あ、ダメツボに入ったかも、、と思ったら、
最後まで不満に思う感じで終わりました。
橘るみさんは初めてみましたが上野水香さんとか伊藤友季子さん系ですね。

★7 Mayday,Mayday,Mayday,This is...2012ver. 振付:遠藤康行
 平山素子 岡田理恵子 金田あゆ子 佐藤美紀 田島香緒理 福島昌美 青木尚哉
 大嶋正樹 吉瀬智弘 八幡顕光 山田勇気 遠藤康行
 
出演者が豪華で誰を見るか悩むメンバー。
皆がバラバラに動き複雑に絡み合うので、結局正直よくわからなかった(x_x)
音もとり方が皆バラバラで、あんなに動ける人がいたのに揃った時に受ける迫力とかなかったのが残念。
よさこい上位チームの方がエネルギーあるなと思ってみたり、ボソッ。
最後まで個人プレイっぽく、、にしても、おおっという発見がなかったような・・・
期待が大きかっただけに残念。


★8 「魂の優美」(新作) 振付:西島千博
 志賀育恵 西島千博 佐藤健作(和太鼓)
 
和太鼓の人かっこよかったー。
背中の筋肉とか凄くてダンサーじゃないけど、もうアーティストとしてダンサーとして融合してました。
振りはクラッシックでした。クラッシックのダンサーだしクラッシックにまとめられた綺麗さを堪能。


★9「ドリーブ スイート」 振付:ジョゼ・マルティネス
 藤井美帆 ヤニック・ビタンクール
 
ジョゼの振付でクラッシック作品のような綺麗な振付でした。
身体を切り替えしたりする部分など、よくパリオペで見かける動きが入ってまして時々オーレリの姿が目に浮かびました。
音はコッペリアの仕事の踊り。
日本人の男性ダンサーも素敵でしたが、小顔に綺麗なスタイルと悔しいけど違うなぁと。。。
ただ、ジャンプの着地に若干不安定な所あり、藤井さんも足の動きで迷いが少しあったり、不安定さがしばし見えるような感じの仕上がりでした。


★10「こぼれ落ちる鼓動」(新作) 振付演出・出演 小尻健太
 作曲・演奏 カンノケント
 
小尻さんの作品、コンテの世界は正直よくわからないのですが、身体の使い方など見てて飽きないから凄いと思う。


★11「椿姫」より パドドゥ 振付:小林洋壱
 伊藤範子 小林洋壱
 
音の取り方とか私のツボではなかったのでこちらもワクワク感に欠けてしまいました。
最近ルシアラカッラの椿姫をYouTubeでしつこく観ていたのでついつい比較してしまい・・・。


★12「白鳥の湖」より 黒鳥のグランパドドゥ
 米沢唯 厚地康雄

観客大興奮、大喝采。新国期待のホープ、米沢さんの登場です。
安定感もありグランフェッテもダブルを入れながら余裕と今後が期待出来そうな感じです。
後は黒鳥がクラスで一番可愛い女子高生に見えてしまう所など可愛さが経験で変わっていければという感じでした。
若い為か、まだまだくったくのない笑顔が可愛い~~っと見えてしまう所がどう変化していくか数年後が楽しみです。


★13 「3 in Passacaglia」 振付:遠藤康行
 小池ミモザ 柳本雅寛 遠藤康行
 
数年前に情熱大陸で紹介されていた人だなーと思って見始めたら、凄く良かったです~。
とにかく、3人ともレベルが高くそのレベルが拮抗している感じ、遠藤さんの作品はMaydayよりこちらの方が良かったです。
中村さんを見ていた時と同じようにもっと見ていたいと思う作品(3人)でした。
小池さんの強くてしなやかな足も凄く印象的でした。


★14「白鳥の湖」より グラン アダージオ
 酒井はな ヤロスラフ・サレンコ

はなさん初見かもと思いながら見始めましたが、
先ほどの黒鳥とは違って経験の多さをしっかり見せてくれるような安定感と演技でした。


★15【福島県より特別参加作品】 「パリの炎」より グラン パドドゥ
 佐藤理央 加藤三希央
 
最後、子供の発表会がおまけについてるのかなぁと思ったら、その凄さに思わず笑っちゃうほどパワフルな2人でした。
加藤君はとにかく将来に物凄く期待出来そうな新人(14歳)でビックリ。
若いけど今日の男性陣に負けてないと思って感動しました。
若いからまだまだ筋肉の縛りみたいなものもなく伸びやかに自由に身体を使っていました。
是非このままでいってほしいなぁと思います。
ネットで探したらNBAコンクールの1位でした、下のリンクから映像見られますよ~^^
来年あたりローザンヌかしら、数年後にどこのバレエ団に所属するか今から楽しみです。
http://www.kk-video.co.jp/concours/nba2011/junior-b_1.html
↑の時より昨日の方が良かったです^^ 良いものみました~♪
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