映画「ファースト・ポジション」を見てきました

映画「ファースト・ポジション」を見てきました。



バレエの先生をしている友達が先日観に行って絶賛していたので気になってみてきました。



ユース・アメリカ・グランプリ(YAGP)に挑む7人の少年少女達をとりあげた映画で、
内戦で両親を亡くした子や、家族の生活を背負っている子や、
パリオペのマチューガニオのお父さんに目をかけられている天才少年的な子や、
日英ハーフで両親の強力なサポートがついた子などにカメラを向け、
日常生活からレッスン、コンクール決勝戦までをとり続けたドキュメントです。

10代の前半~半ばにして既に将来に対するビジョンがあり、
それに向かってひたすら努力する所など、
色んな所で自分には全然なかったものを見せられました。

黒人の子を養女にした白人夫妻のお母さんが娘の肌の色にあわせて、
夜な夜なチュチュのゴムや胸当てを染めなおしてあげている姿や、
「黒人にバレエは無理よ」と周囲に言われて、
「本当の親子じゃないから傷つかないと思ってそういう」と言っている姿にほろりときました。

本当にバレエが大好きでと情熱が全身から溢れるみこちゃんや、
それとは対照的な姿勢だけど笑顔がとっても印象的な弟君、
ここの2人は両親の強力なサポートがあります。
食事から送り迎え、音だしやらなにやらすべてを注ぐママと、
子供たちのバレエの為に会社ごと移転させてしまった実業家のパパと、
プロになれるバックグラウンドが全てそこにありましたが、
それ以上にバレエへの情熱と強い思いがある彼女のエネルギッシュな姿に目を奪われます。

裕福とは対照的なのがコロンビアから来た少年。
将来家族を養う為に親元を離れてきている青年が両親にかけた電話のシーンで、
「早く稼げるように」と母に言われ、
「ダンサーはサッカー選手同様に活躍できる期間は短く35歳だ。
それまでにたくさん努力してトップに立たなければならない」
と父親に言われ、たった16歳でそれを背負う姿にもほろり。


皆さん崩れずにぐるぐる回るし、足は軟体動物のように動かせるし、
思わずスクリーンに向かって拍手しそうになった所も多々あり。
色々な所で様々な人達の愛が子供に対して向けられていて、
先生も厳しいけれど褒めて伸ばす、気持ちよく踊らせてあげるタイプが多いようでした。


時間がある方是非見に行ってみてくださいませ^^

長くお世話になっている先生も有名な国際コンクールで賞をとられている方なのですが、
若かりし頃きっとこんだけ努力してたんだろうなぁと思って、、、
いやはや凄すぎです(; ´_ゝ`)




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