ロシア国立サンクトペテルブルク・アカデミー・バレエ「白鳥の湖」

観に行ってきました。

会場は、ティアラ江東でチケットは、S席5800円でした。



海外からの来日公演でこの金額は破格でしたので、アカデミーってどうかなと思いながら出かけてきましたが、結果から言うととてもコストパフォーマンスの良い楽しい舞台でした。
公演団体の名前に「アカデミー」と入っていたので学生かと思っていたのですが、普通に30歳前後のダンサー達でした。

申し込んだ中から抽選で選ばれた人のみ1時間ほどリハーサルが見学出来る事になっており、抽選にあたり行く事が出来ました。

プロのリハーサル見学って初めてなのですごっく楽しみに出かけ、 会場の2階席に通されてステージを観たらちょうどセンターレッスンの終わりで、 グランフェッテをぶんぶん回っている所でした。 

観ていると、軸もぶれぶれだし、ぶん回して回っている人が多かったので、 今日の公演は大丈夫かなと観ていて不安になりました(; ´_ゝ`)
で、リハーサルですが、なんと見学は「場当たり」の部分でした(´Д`) =3

1時間いっぱい場当たりが続き、途中で何度も落ちて寝てしまいました。

周りを見渡したらやっぱり寝ている人が多くて、超ショック!!と思ったのですが、 十分居眠りして頭がすっきりとしたので、公演は楽しめそうと気持ちを入れ替える事にしました(o¬ω¬o) 


★本日の配役★
オデット/オディール:スヴェトラーナ・スミルノーワ
王子:ユーリー・ミーロフ

ロッドバルト:イリア・オシポフ
道化:セルケイ・フェドーコフ

パ・ド・トロワ:アレキサンドル・アバトゥーロフ、アレクサンドラ・バーディナ、アンナ・ボロドューリナ 大きい白鳥の踊り:アンナ・イグナチエワ、アンナ・ナウメンコ、ダリア・マカロワ

小さい白鳥の踊り:ルイーザ・ガリエワ、アレクサンドラ・バーディナ、ナタリア・イヌシキナ、アンナ・ボロドューリナ

オデットを踊ったスヴェトラーナは線が細くてきれいでアームすもしなやかで、かつ繊細な感じで凄く白鳥が似合っていました。
細かい所を丁寧に踊ってとてもしなやかでしたので、黒鳥どうかなぁと思っていたら、目力のある黒鳥でそれらしくとても素敵で、そのギャップに感動しました。
流石主役だなって感じです。

私の好きな感じの音の取り方ではないのですが、安定感もありアラインメントも綺麗で良かったです。

そして、道化もなかなかのもので、白鳥と道化が主な記憶として残ったぐらい印象が強い素敵なダンサーでした。

王子は、、、バレエ学校の優等生ちっくな感じで、観ていて面白みがありませんでした(´Д`) =3
いい子で育った真面目な少年という雰囲気で踊りも爽やかというより真面目で控えめなマザコンのクラス委員って感じです。

黒鳥に騙された事に気が付いて王妃にすがるシーンなんか、
「ママァママァママァ、ぼく悪い女に騙されちゃったよーーー 」
「まぁぁうちのプリンスちゃんを騙すなんて、許せないわ!!!」
って会話が聞こえてきそうな感じでした。

王子ほんと弱そうな感じだったので、絶対にロッドバルドに殺されるって思って、
最後はきっと周りの強そうなコールドの白鳥達に助けられてロットバルトをやっつけてもらってハッピーエンドになるに違いないと勝手な妄想をしながら見てました。

結局はロッドバルドと対峙してあっさり勝ったのですが、
その弱弱しい姿からは想像もつかないだけに、
お父さんと小さな息子が格闘ごっこをしていて、
お父さんが息子を喜ばせてわざと負けて苦しんで転げまわる絵にしか見えませんでした(o¬ω¬o)

コールドのダンサーと主役の白鳥を見比べながら、真ん中は真ん中だけあって本当にきれいだなと思ってみてました。
ちょっとの差ですが、腕を動かす時の通り道や、足のあがる位置など、少しずつレベルが高くて、
それが積み重なり全体的に圧倒的な差が出てしまうのでしょうね。

スヴェトラーナが主役の日に観に行けて良かったです♪

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