2010/12/5 情熱大陸に熊川哲也さん登場

今回の情熱大陸はノーチェックでしたが、ソニーDVDプレイヤーのおまかせ予約機能に助けられました(; ̄ー ̄A



今回の情熱大陸では、自らが創設したKバレエカンパニーのダンサー兼芸術監督として、
総勢100名を抱える経営者となった熊川氏に再びカメラが向けられました。
これで情熱大陸への出演は3回目になるそうです。

熊川さんは15歳で渡英して英国ロイヤルバレエ学校に留学、17歳で名門の
英国ロイヤル・バレエ団に東洋人として初めて入団、史上最年少でソリストに昇格、
21歳で最高峰のプリンシパルになりました。

そして今はご自身でカンパニーを作り芸術監督に就任し、学校を作り後進の育成に力を入れ、自らも舞台に立ちコンテなど新たな作品へとチャレンジを続け、パワーアップし続けています。

「ダンサーとして世界中を回り続けて踊るという選択肢もあったかもしれないけど、
それじゃあ満足出来なかったと思う」という言葉の通りバレエを軸に広がり続けています。

30分の映像を通して、彼がバレエをこよなく愛しているというのがよく伝わりました。

最近、有名な歌舞伎役者の傷害騒動が世間を騒がせていますが、
ここぞとばかりの激しいバッシングや、「芸事にはストレス発散が必要」だと擁護する声も聞きますが、
はたして税金を投入して過保護に手厚く守る事は彼等の為になっているのでしょうか?

熊川さんが目指す欧米のようにダンサーがその職業でご飯が食べられるようなカンパニーをと、
5年先、10年先を見据えて邁進している姿をみるとそう感じてしまいます。

後半での、
「後輩に道を譲る準備も覚悟も出来ている。でもまだまだ。俺よりチケット売ってみろ!」
の一言が流石です。なかなか素晴らしい叱咤激励ですね。

TVに出ていた新人の男性ダンサー、宮尾さんと熊川さんを比較してしまうと、
お金出すならやっぱり絶対熊川さんがいいなーと思ってしまいました(; ̄ー ̄Aすみません本音で。

ピルエットしても、回っても重心位置が高く回転軸が絶対ぶれないんですよね。
おちるとしたら踵がおちていくぐらい。
上下の変化はあっても、左右前後への揺れはなく芯は真っ直ぐ、その周りに綺麗な円を描きます。
テクニシャンだけど、それが完成されていて凄く芸術的。

インタビュアーに「(若手に)嫉妬は?」と聞かれて、
にやにやっと笑いながら「全然」と余裕の顔で答えていましたが、本当にまだまだ遠いです。
頑張れ新人さんたち!!!って感じです。

音楽で遊ぶ、音楽を聞いてそれを顔で表現するとおっしゃられていましたが、
この間見た発表会の事を思い出しました。
大人の発表会なのに十分に楽しめたのはそこが大きかったと思います。

途中で、イリ・キリアンの愛弟子である中村恩恵さんが熊川さんにコンテの振付をされていました。

以前に観た舞台以来でしたので、私は熊川さんより中村さんに目が釘付(@@)
思わず巻き戻して3回もリピートしてしまいました。

二人が踊った劇場での映像が少しでもみられたら!と期待しましたがありませんでした(T-T)
舞台も観に行きたかった、調べたら1万4千円でしたけど・・・

熊川さんには「欧米のように気軽に観に行ける値段設定」も是非お願いしたいです(; ̄ー ̄A

それはさておき終始とても楽しい番組でした★
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